Weekly Report
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「楽しく一緒に気分よく」
東京六本木ロータリークラブ会長
令和6年5月20日発行 第789・790号
2023・2024年度 No.33・34
卓話『後発薬メーカーとしての安定供給への取り組み』
あゆみ製薬株式会社 代表取締役社長 草野 弘子様
場所:グランドハイアット東京
ご略歴
- 1979年4月
- 福岡大学薬学部入学
- 1983年4月
- 台糖ファイザー株式会社(現:ファイザー) MRとして入社
- 1994年4月
- 慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS MBA)入学
- 1996年9月
- マーケティング部中枢神経系疾患チーム
- 1997年7月
- マーケティング部循環器病グループ
- 2002年9月
- 東京支店城南第4営業所 所長
- 2005年3月
- CV西日本営業部 営業部長
- 2006年5月
- 社長室 企画推進部長
- 2006年12月
- CNS営業部長 東京営業部
- 2008年12月
- 支店長(西東京支店→神奈川支店→東北支店)
- 2018年4月
- 株式会社バイタルネット 顧問
- 2018年6月
- 株式会社リードスペシャリティーズ 代表取締役社長 就任(兼任)
- 2018年7月
- 株式会社バイタルネット 執行役員営業副本部長兼
- スペシャリティケア部兼女性活躍推進担当
- 2021年6月
- あゆみ製薬株式会社 代表取締役社長 【現任】
クラブからのお知らせ令和6年5月13日
会長挨拶
一か月振りの例会ですが、皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
4月23日は山の手東グループ合同例会に多数のご参加ありがとうございました。六本木からは22名参加してくださいました。335人の参加で目標の山の手東グループの会員の半分以上の参加はクリアできたとのことです。
11クラブそれぞれの会長によるクラブ紹介は与えられた時間2分ピッタリで説明するのはチャレンジングでしたが、六本木RCの紹介スライドが一番よかったと思います。制作して下さった髙栁さんに感謝申し上げます。
先週の木曜の夜に広尾ロータリーの第1000回記念例会がヒルズクラブで開催され出席してきました。70名くらいの参加で和気あいあいと楽しい会でした。六本木ロータリーは今日は通算で790回ですので年間35回としてあと6年先ですが楽しみです。
(記:鳥居会長)
幹事報告
- まず持って4月23日開催の山の手東グループ11グループ合同例会に当クラブより22名(三田含む)の方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。お疲れ様でございました。
- 六本木クリーンアップのご案内です。毎月開催されております六本木クリーンアップですが、今月は今週末の18日土曜日となっております。9時から10時30分まで、集合は六本木ヒルズ66プラザとなっております。お申し込みは各自HPより水曜日までにお願いいたします。
- 6月10日の例会はクラブ協議会となっております。つきましては各委員長に本年度を振り返ってのご報告をお願いいたします。原稿の締め切りを5月31日とさせていただきます。本日の例会後、メールでもご案内させていただきます。なお当日、委員長がご出席出来ない場合は副委員長からご報告をお願いいたします。
副委員長も出席出来ない場合は幹事が代読いたしますのでご連絡ください。 - 東京ピースウィングロータリーEクラブ創立10周年記念式典のご案内です。
6月8日土曜日、登録開始13時30分、記念式典は14時から15時45分、懇親会は16時から17時となっております。会場は三鷹市にあります、国際基督教大学東ケ崎潔記念ダイアログハウス国際会議室です。登録料は10,000円、登録締め切りは17日金曜日となっております。お問い合わせは幹事もしくは六本木RC事務局までお願いいたします。 - 本日例会後、(第11回)理事会を開催いたします。理事並びに理事会構成メンバーの皆さまは2階ドローイングルームにお集まりください。
(記:三田幹事)
各委員会報告
プログラム委員会報告
以前よりご案内させていただいておりますが、本年度最後の卓話は6月3日、当クラブの20周年に向けてということで、日本製鉄 三村明夫名誉会長をお招きしての60分の記念卓話になります。最大14時まで延長がございますのでお時間をお間違えないように何卒、よろしくお願いいたします。
(記:谷口プログラム委員)
青少年奉仕委員会報告
毎年、都立六本木高等学校の学生さんの夏休みを利用し、職業体験をして頂くとの事で、今年度も依頼がありました。実施は、次年度の7月8月の夏休み期間です。
賛同して頂ける企業様は、事務局南里さんまでお願い致します。
締め切りは5/22(水)迄です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(記:柏原青少年奉仕委員長)
六本木クリーンアップ報告
4月20日開催の六本木クリーンアップには、小篠さん、劒物さん、岩成さん、堀井さん、木村さん、鈴木が参加しました。岩成さんはご長男くんを連れてのご参加で、活気あふれた楽しい活動となりました。(淺田さん、例会での会員の皆さまへのお声掛け、ありがとうございました!)お顔見知りの地元の方からは、「六本木RCさんは大勢で参加されてすごいね!」と声をかけられました。
気候も温かくなってきたせいか、空き缶や空き瓶など飲み物のゴミが多く見受けられました。空き缶は子どもたちに人気で、清掃コース内の公園では、子どもたちがたくさんの空き缶ゴミを収穫?してくれました。
今回もあっという間の1時間でしたが、活動の後は心も体もすっきりと気持ち良かったです。ご家族でのご参加もオススメです。
次回は5月18日(土)開催です。参加希望の方は六本木クリーンアップWEBページからお申込みください。(5/15申し込み締め切り)
(記:鈴木奉仕プロジェクト委員長)
その他報告
バナー交換報告
大阪ロータリークラブのディーター・ソンマー・ハルダーさんがお越しになりバナー交換並びにご挨拶をいただきました。
(記:三田幹事)
バギオ基金からの感謝状の報告
バギオ基金からの感謝状を淺田会員にお渡ししました。
(記:三田幹事)
ロータリー米山奨学生報告
米山奨学生の金さんに奨学金をお渡ししました。金さんから就職が決まったとの報告がありました。
(記:三田幹事)
コーラス同好会のお知らせ
山手東グループ11クラブ合同例会報告令和6年4月23日
- 日時:
- 2024年4月23日(火)
- 場所:
- ホテルニューオータニ東京「鳳凰の間」
2024年4月23日火曜日、ホテルニューオータニ東京「鳳凰の間」にて山手東グループ11クラブ合同例会が開催されました。先ず11クラブの会長が登壇し、代表して東京杉並ロータリークラブの畠中会長が開会の点鐘を行いました。
国歌斉唱、ロータリーソング「我等の生業」ののち来賓紹介、来賓を代表して宮崎陽市郎ガバナーよりご挨拶をいただきました。その後、山手東グループを代表して尾関勇ガバナー補佐より挨拶がありました。
会食のあいだで各会長よりクラブ紹介がありました。もちろん我がクラブの鳥居会長からも「楽しく一緒に気分よく」なクラブ紹介をしていただきました。
会食後、司会者の中井美穂様、NPO法人キャンサーネットジャパン古賀真美様よりゴールドリボン活動についての紹介があり、その後、古田敦也様の卓話でした。栗山監督と野村監督との違いなどをユーモアを交えてのお話はとても興味深く、45分間があっという間でした。
最後に改めて11クラブの会長が登壇し、代表して東京西南ロータリークラブの冨田会長の点鐘にて閉会となりました。当日は当クラブより22名、全体では335名のロータリアンにお集まりいただき、大変盛況な合同例会となりました。
ご参加いただきました会員の皆さま、お疲れ様でございました。ありがとうございました。
(記:三田幹事)
卓話『JAXAで学んだこと』令和6年4月8日
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)監事 小林 洋子様
6年前、JAXAの役員に応募した際、勉強のために買った宇宙手帳という本のはじめの数ページで、衝撃的な記述に出会いました。
「私たちの太陽は、無数にある星(恒星)のひとつであり、ありふれた星の中の一つに過ぎない。このような星がおよそ2000億個も集まってひとつの巨大な集団、銀河系を形成している。8つの惑星や無数の小惑星などを従えて、なんの変哲もない小さな星、太陽が銀河系の端っこで輝いているのである。」
わたしは三重県の伊勢出身で、式年遷宮など伊勢神宮の行事に参加をしています。主祭神は太陽の神様である天照大御神で、太陽に対して畏れを抱きながら育ってきたので、太陽が銀河系の端っこなのだということを改めて書かれると、ショックが大きかったのを覚えています。地球上の人口が現在80億人ですので、地球25個分の人口よりももっと多い星の中の1つ、これがわたしたちの太陽です。宇宙というのはあまりにも広く、銀河系に相当するものがさらに約1000億個以上あります。これを考えると、毎日色々辛いことや嫌なこともありますが、小さすぎてどうでもいいような気持になります。
日本初のロケットは、1955年に打ち上げられた23cmのペンシル・ロケットです。そのイメージが強かったためJAXAに入る前は日本のロケットは小さいものだと思っていましたが、そうではありませんでした。主力ロケットのH2Aは53m、H2Bは56.6m、H3は64m、ですから、いずれもスペースシャトルの37.2m~56.1mよりも大きいです。
ロケットは、打ち上がったら成功したと思いがちですが実はそうではありません。一段エンジンに点火して打ち上げられ、その後肉眼で見えなくなってから二段エンジンに2回点火して誘導制御し、目的の軌道に到達すると衛星などが軌道に投入される、地上には電気信号が入りますから、その瞬間に打ち上げが成功したと皆喜ぶのです。
ロケットの上部にある白い部分「フェアリング」の中には、小惑星の石を取ってきたはやぶさや、宇宙から気候変動や災害などを監視するだいち(ALOS)、国際宇宙ステーションの補給機などが積まれています。このことから、ものを運ぶ手段と言う意味のヴィークルと呼ぶ人たちもいます。
燃料は液体燃料と固形燃料があり、それぞれ特徴があります。固形は扱いが楽ですぐに打ち上げられるという利点がありますが液体のように大きな推力が得られるものではありません。
昨年度はH3試験機などロケットの打ち上げが2回失敗したので、JAXAはしょっちゅう失敗しているのではないかと思われている方もいると思いますが、H-ⅡAという今もまだ現役の主力ロケットは48回中47回成功、H-ⅡBは9回中9回成功しており、世界的に見ても成功率はかなりいい線をいっていると思います。しかしロケットは大変高価なもので、1回の打ち上げに100億円かかります。それを半分の金額で済むようにするのがH3という新型ロケットで、今年の2月、ようやく打ち上げに成功しました。
ここからはJAXAの取り組みについてご紹介いたします。災害対策の観点から見てみると、例えば山口県では山口大学の協力を得て、JAXAが無料で提供している衛星データを利用して空から見た河川の氾濫状況を把握し、川が氾濫する前に県民へ周知して災害を防ぐという取り組みを行っています。
また安全保障という面では、JAXAというより国の取組みですが、宇宙は今や熾烈な覇権争いの場になっており、衛星から地上を監視するだけでなく、月面の水資源獲得競争も激しさを増しています。また、米露中印4ヶ国はミサイルを使った人工衛星の破壊を実施しており、そういった行為で破壊されたものは全て宇宙のゴミになってしまいます。宇宙はゴミだらけで、例えば小さなビス1個でも、弾丸の10倍の速さで飛んできますので、宇宙機だけでなく宇宙飛行士に当たったら大変なことになります。宇宙ゴミ「デブリ」は、とても大きな問題になっています。
JAXAは利益をあげる機関ではないので、研究成果で儲けるのではなく、希望される企業への技術協力や情報提供を行っています。例えば超音速の航空機が音速を越えて飛行するときに発生する大音響(ソニックブーム)を大幅に低減する機体設計技術は世界をリードするものですが、民間企業に提供されて各社のサービスの改善につながっていきます。
それから最近の話題ですが、2018年から、13年ぶりの宇宙飛行士の募集を行いました。現役の宇宙飛行士は現在6名いますが、この度新しく飛行士になるための訓練生として、歴代最年長46歳の男性と、最年少28歳の女性が選ばれました。2025年以降に実施される人類を再び月に着陸させるアルテミス計画では「日本人2名」が既に合意されていますから、どの飛行士が行けるか分かりませんが、とても楽しみです。
また、今年1月には2つの小型ロボットを搭載した小型月着陸実証機SLIMの、狙った場所にピンポイントで着陸するというミッションが大成功し、NASAやESAからもお祝いのメッセージが瞬速で届いただけではなく、ABCもBBCも人類の快挙だと絶賛報道でした。着陸することが第一目的でしたが、8cmの超小型ロボットSORA-Qが撮影した写真や月のデータはもう一つの跳躍型ロボット経由でどんどん地上に送信されました。SLIMは本来6日間の命と言われていましたが、1月の着陸からすでに3ヶ月近くになる今でも、月の昼夜寒暖差280度を何度も乗り越えて、まだ生きています。
別の話ですが、居住区の快適性は、日本が得意な分野です。人間だけでなく実験のために国際宇宙ステーションに連れて行くねずみにとっても、日本の居住箱に入れたねずみは極めて快適に生活をするので、健康な状態での実験ができます。アルテミス計画での月面探査に向けた中継基地として構築される「ゲートウェイ」という新しい宇宙ステーションの人間用居住施設の設計にも日本の技術が生かされています。
30年前からわたしの憧れであった初の女性日本人宇宙飛行士向井千秋さんは、宇宙から地球に戻ってくる時の感想を「重力」と答えました。地球の中心に向かって全力で引っ張ってもらっている愛を感じると、重力があるおかげで私たちは骨が劣化することなく健康に生きていけるのだと。わたしもそれ以来、重い鞄を持ち歩く時には、重くていやだなではなく、地球の愛を力いっぱい感じられるようになりました。
NASA、ESA、JAXAの予算を比べてみると、JAXAはNASAの十数分の一以下と圧倒的に少なく、昨年の打ち上げ失敗も、予算不足が原因のひとつであるという外部の方々の意見も耳にしました。民間企業の皆さんが宇宙ビジネスに乗り出してくださることが唯一の解であると思いますし、現に企業の皆さんとの共創プロジェクトも進んでいます。これらが一刻も早く米国並みに発展して安定したビジネスになってほしいと思います。
宇宙ビジネスはこれから加速していきます。迷っている企業様がいらっしゃいましたら是非背中を押していただき、ご協力をいただけると有難いと思っています。
本日はご清聴ありがとうございました。
卓話『渋沢栄一の「論語と算盤」で未来を拓く』令和6年4月15日
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役 渋沢 健様
現在、日本政府の政策は社会的課題を解決するスタートアップを推しています。実際、2、30年とは違い、社会的イノベーションを促すスタートアップが存在感を示しています。ただ、これは現在のことだけでなく、150年ぐらい前にも社会的イノベーションがありました。銀行という言葉が一切存在していなかった時代に、日本初の銀行である第一国立銀行というスタートアップが設立され、日本の新しい時代の発展のために必要なお金を社会の隅々に循環させようという役割が期待されました。そしてお金を社会に流通させるために大量の紙が必要となり、日本の大型の製造業の先駆けのようなイノベーションを起こした王子製紙が起業されます。またこの頃の日本は外貨を稼ぐ必要があったため、当時世界が日本に求めた主力製品の一つである繊維を取扱う大阪紡績(現・東洋紡)というスタートアップが立ち上がり、さらに日本初の保険会社である東京海上保険が立ち上がった時代です。
この4社の共通点は現在誰もが知っている大企業だということ、そして、日本に新しい時代を導くための様々な社会的イノベーションを促したスタートアップということです。また当時の商業は家業でしたが、この四社は複数が出資して作った株式会社であり、これも新しい時代のイノベーションでした。のちに東京証券取引所の前身が誕生し、商工会議所や東京女学館、社会福祉施設など多くの社会的事業が立ち上がったのもこの時代です。
渋沢栄一は1867年、幕府が派遣した視察団でパリ万博を訪れ、ポール・フルーリ・エラールから銀行や証券取引について学び、士魂商才の考えで、500社あまりの会社と600以上の社会的事業の設立に関与しました。合本主義という言葉を使っていた渋沢栄一は第一国立銀行を立ち上げる時に「銀行は大きな川のようなものだ。銀行に集まってこないお金は、溝に溜まっている水やぽたぽたと垂れている雫と変わらない。」という言葉をのこしています。お金は資源ですが、一滴ずつ垂れ流し状態では力はありません。ただ、一滴ずつが器の中に入り、やがて水位があがり、いずれ縁から零れ落ちる。すると細井流れが生じ、他の流れとどんどん合流していくと大きな川になる。大きな川になれば、原動力が生まれる。これが渋沢栄一がイメージした合本主義、資本主義の原点だと思います。ただ現在は資本主義では豊かな未来を描くことはできないとネガティブに反応する人たちが増えています。しかし栄一が合本主義を導入した理由は、ごく一部の人のメリットの為ではなく、一滴一滴の雫が大河になって社会の隅々にまで循環するのであれば、大勢の今日よりも良い明日を築くことができるという思いで導入しました。また、たった栄一が一人で500社の設立に関与ができたわけがなく、大勢の方が様々な形で協働して応援してくださりました。栄一も大勢に協力した。そう考えますと、金銭的な面だけではなく、一人ひとりの想いや行いという人的資本が寄り集まって大河として流れることによって新しい時代を切り開くことができることが合本主義なのだと思います。従業員や取引先、顧客、社会、様々なステークホルダーが力を合わせて役割を果たすことで価値が生まれると考えると、合本主義はステークホルダーキャピタリズムと言えるのではないかと思います。
わたしは渋沢栄一の孫の孫として生を受けましたが、意識して育ったわけではありません。しかし自分が40歳になった時、「言葉の財産」を残してくれたのだという気付きがありました。もっといい国になれるじゃないか、もっといい経営者、市民になれるじゃないか。渋沢栄一が遺した言葉を読み返すと怒りが表れていますが、現状に満足していない未来志向がそこにはあったのではないかと思います。
「論語と算盤」は、道徳と経済が合致すべきという考え方が一般的ですが、わたしは、エッセンスはたった一言で表現することができると思っています。それは「と(and)の力」です。一方、「か(or)の力」は白か黒か、勝ちか負けか、これを選別して進める力ですので、組織運営には不可欠であることは間違いありません。しかし「か」は既に存在しているものを見比べて進めているだけであり、新しいイノベーションやクリエーション(創造)は生じていません。そもそもなぜイノベーションやクリエーションが必要なのでしょうか。なぜなら環境は常に変化していくからです。時代が常に変化する中、企業は事業を適応させることによって継続できているのです。イノベーションやクリエーションのヒントは「と」の力です。論語と算盤を例に見てもわかるように、一見「と」は矛盾にしているように見えますが、栄一が言っていることは、論語と算盤を両立させましょうということです。矛盾していて無理だと思ったとしても、諦めることなく忍耐強く試行錯誤を繰り返うちに、フィット感が無かった関係性がある時ある瞬間に、ある条件が整ったらフィットすることになるかもしれない。それが新しいクリエーションが生じる瞬間なのではないかと思います。
「と」の力に関して、日本人の感性はかなり豊かなのではないかと思います。日本人は食に関して、「と」の力の感性をフルに活かしてB級グルメから超一流の高級料理まで、色々なジャンルで美味しい食事を楽しむことができています。しかし感性に恵まれながらも使っていない部分があり、壁や規制が立ちはだかると委縮してしまう傾向が長く続いています。壁を取っ払えということではなく、目の前のことだけをやっていると壁の向こう側の景色への意識さえ失せてしまって、「と」の力をフルに活かせていないのかもしれないという気付きが必要なのではないでしょうか。
「と」の力は、一見関係なさそうなものを組み合わせて新しい力を作るキーワードになりますが、実はもう一つの側面があります。2030年までに誰一人取り残さないという壮大な目標を掲げているSDGsです。その壮大な目標の達成にはもちろんお金が必要ですが、またもう一つの要件がなければ不可能だと思っています。それは想像力です。想像力はこの地球上で人類しか持っていない特別な才能です。わたしたちは当然自分達の家族に所属し、さらに会社や地域、国、地球など色々なところに所属ができています。つまり存在しているのは今ここしかないけれど、頭の中ではいつでもどこでも、過去にも未来にも行ける、つまり飛躍が出来るのです。人間は古代から飛躍し、実現へと繋ぎ、その連鎖によって文化文明を築くことができました。飛躍して現実と繋げるということは、人間にしかできない人間力なのです。ここで渋沢栄一のメッセージは何かを考えてみると、関係なさそうなものを合わせて新しい価値を作る、飛躍して現実と繋げる、時代環境が変化しても人間力さえきちんと使えばその時代に適応することができ、イノベーションを起こすことができる。そういうメッセージを読み取ることができると思います。
昭和時代、先進国の大量消費を満たす大量生産で日本は大成功しました。そして平成が始まる頃にmade in Japanから、貴方の国でつくるmade by Japanへと合理的なモデルチェンジをしました。令和の時代にどのような成功体験を求めるべきかと考えた時に、これからの日本の新しい時代はmade with Japan、日本と共に豊かな生活、豊かな持続可能な社会を一緒に作ろうということだと思います。
日本の人口はこれから減ります。しかし直接的あるいは間接的に、世界の多くの国々や大勢の人々と価値を共につくれる可能性があります。もしこれからの時代に、多くの国々、大勢の人々が、日本と一緒に伴走をしてくれているからこそ今の自分たちの社会や生活があるという意識が広まる世の中であればどうでしょう。そこには十分新しい時代の繁栄をmade with Japanで築けるのではないかと思っています。そしてそれはロータリーの精神と重なっているのではないでしょうか。
ニコニコBOX情報
青山ロータリー 地区職業奉仕委員 白井 典子さん
本日は職業奉仕委員の馬越さんの卓話の応援にお邪魔させて頂きました。どうぞよろしくお願い致します。
淺田 豊久さん
長~い連休!ようやく例会に参加出来て…ありがとう!
堀井 健一さん
ゴールデンウィーク新緑を楽しみました。ツツジがとてもきれいでした。
池田 泰義さん
馬越様本日の卓話とても楽しみです。よろしくお願い致します。
柏原 玲子さん
馬越様、本日の卓話楽しみにしております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
小篠 ゆまさん
本日の卓話、馬越様宜しくお願い申し上げます。楽しみに致しております。
小笠 裕子さん
馬越様、本日の卓話、どうぞ宜しくお願い致します。
大橋 裕治さん
馬越裕子様、本日の卓話どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。
齋藤 明子さん
馬越様本日の卓話楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
鈴木 聡子さん
馬越様、本日はお足元が悪いところありがとうございます。素敵な笑顔と自然体な雰囲気で本日も宜しくお願いします。
鳥居 正男さん
新緑の若葉がきれいな季節になりました。馬越様卓話よろしくお願い致します。
5月13日のお食事
5月13日の例会出席率(暫定)
- 会員の例会出席数(出席率) 34名(63%)
- ゲスト・ビジターの参加者数 7名
※メーキャップを含めていない暫定の人数です。
次回のプログラム
令和6年6月3日
卓話『2024年を日本再生の年に-失われた30年から復活し、新たな時代を切り拓く年に-』
日本製鉄株式会社 名誉会長 三村 明夫様
場所:グランドハイアット東京