Weekly Report
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「楽しもうロータリー!ファインコミュニケーションで」
東京六本木ロータリークラブ会長
令和5年3月6日発行 第741・742号
2022・2023年度 No.27・28
卓話『障がいのある人と一緒に』
NPO法人スペースシップ2009 役員/
神奈川県立岩戸養護学校&金沢養護学校で非常勤講師
黒住 直様
場所:グランドハイアット東京
ご略歴
明治大学文学部卒業後、神奈川県教員に採用される。学生時代に障碍者を受け入れている幼稚園でアルバイトしたのがきっかけで、障害のある子どもの教育に関心を持ち、大学卒業後一貫して養護学校に勤務(3校)、定年後の現在も非常勤で務めている。また、並行して2009年からNPO法人スペースシップ2009を立ち上げ役員として活動している。
クラブからのお知らせ令和5年2月27日
会長挨拶
皆様こんにちは。今日は気持ちの良いお天気ですね。2月最終の例会です。
先週は2750地区の地区大会でした。2日目(21日)の本会議には我クラブからも30名近い方々が参加し、クラブ紹介では皆でとても活力のあるアピールをしましたね。盛り上がりました。
一つご報告です。先週 Rotary Club of Londonからバナーが届きました。
お送りくださったのは1月末だったのですが、同じ頃にロンドンの郵便局でデジタルハッキングがあり、国際郵便に乱れが生じているということで心配していました。一ヶ月かかりましたが、無事に届き安心しました。今後も良いご縁がつながればと思います。
本日の卓話は、西南RC幹事の小杉 元(はじめ)幹事にご紹介を頂きまして、天江英美様 (元ウクライナ駐在大使夫人・ウクライナ ハウス ジャパン 事務局長)にお越しいただいています。ロシアの侵略が始まってからちょうど1年経過しましたが、本日のテーマ「平和はどこにあるのか」は、誰の心にもある言葉ではないでしょうか。貴重なお話をお聴きできること、有難く存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
(記:今村会長)
幹事報告
本日の報告は3つです。
- トルコ・シリア大地震被災者への支援金協力のお願い
トルコ南部で2023年2月6日未明、マグニチュード7.8の地震が発生しました。トルコ南部とシリア北部で死傷者が多数あり、多くの建物が損壊しています。日本含め各国が救助隊派遣などの支援に乗り出しています。国際ロータリー第2750地区としても支援金を届けますのでご協力をお願いします。
本日、募金箱を各テーブルにお回しますので会員一人当たり ¥500以上のご寄付をお願いいたします。 - Re-CONNECT 『第2回ロータリーファミリーホームカミングデイ』のご案内
ロータリーの様々なプログラムを修了した学友(ROTEX、RYLArian、インターアクト、ロータリー財団奨学生、平和フェロー、米山奨学生の卒業生)同士、ロータリアン、ローターアクターが、プログラムの枠や年代を超えて、ファミリーの一員として再び繋がるロータリーファミリーホームカミングデイが開催されます。
今回は、アフリカをテーマに世界平和を考える内容とし、アフリカを多面的に知り、奉仕の大切さ、インクルーシブな交流を通じて、ロータリーの輪を拡げていきます。
【日時】2023年5月13日(土) 開場13時 開会13時半 閉会16時45分(予定)
【会場】六本木ヒルズ ハリウッド大学院大学ハリウッド美容専門学校 講堂 港区六本木6-4-1 六本木ヒルズハリウッドプラザ
【対象】ロータリアン・ローターアクター・青少年関係プログラムの学生、ロータリー財団奨学生、平和フェロー、米山奨学生及びそれら学友等ロータリーファミリー、家族や友人等 - ロータリーGO 開催のお知らせ
「ロータリーGO マップ」を使って、マップに載っているロータリーマークの付いたもの(公園のベンチ、すべり台などの遊具、駅の時計、植樹した樹木)を探すゲームです
開催期間:3月15日(水)~4月10日(月)
(記:谷口幹事)
各委員会報告
国際奉仕委員会報告
ケニヤ水プロジェクトの経過報告についてです。
このプロジェクトを中心的に進めてこられた、東京広尾ロータリーの御手洗美智子さんと吉田太郎さんが、来週3月6日(月)に白金ロータリーの例会での卓話で、お話になるとのことです。
このプロジェクトは、皆さんご存じの通り、コロナのパンデミックの前に、2750地区、とりわけ山の手東Gでのロータリーの目的に適う、目玉的なものでした。飲み水を得るために、何キロも水を運ぶことを強いられる多くの子供たちが、それが故に、学ぶ機会も失われている状況を改善するために、また支援のあとも持続可能な形で存続できるように上総掘りの技術の伝承を含む、このプロジェクトを通じて設置された数多くの井戸により、多くの子供たちが、水を運ぶ重労働から解放され、学ぶ機会を得て、さらに地域に飲み水を提供するこのプロジェクトは、長い歴史と多くの実績を積み重ねてきていました。現地でのトラブルの発生とコロナのパンデミックにより中断していた、このプロジェクトも、現地でのトラブルもほぼ解消したとの情報があります。
3月6日は、我々の例会と重なりますが、会長の了解を得て、ケニヤ水プロジェクトの経緯と現状について、白金ロータリーでの例会卓話でお話を聞いてきて、六本木ロータリークラブとして、どう対応していくのかの検討の材料とさせていただこうと思います。会員各位の中で、ご同行いただける方がいらっしゃいましたら、私あるいは事務局にお申し出ください。
(記:角山国際奉仕委員長)
その他報告
エンジョイゴルフご案内
昨秋予定したエンジョイゴルフが悪天候で中止になりましたので、春のエンジョイゴルフは再度葉山国際カンツリー倶楽部で開催致します。
4組ご用意できましたので皆様奮ってご参加ください。
(記:安井悦子会員)
地区大会報告令和5年2月20日~2月21日
2023年2月20日18時よりグランドプリンスホテル新高輪パミール館3階北辰にてRI会長代理ご夫妻歓迎晩餐会が開催されました。

新型コロナウィルスの感染も大分収まり国際間の移動も再始動する中、RI関係者やPBG、韓国などから沢山のロータリアンが参加し歓迎晩餐会は盛大に行われました。ピアニスト實川風の演奏も素晴らしかったです。


翌21日は10時半より会長・幹事会が開催され、13時からパミール館3階崑崙で本会議が開催されました。富澤為一ガバナーにより開会点鐘、ロータリーソング斉唱、物故会員への黙とう、来賓紹介、姉妹地区第3650地区紹介、ガバナー挨拶、RI会長代理挨拶、姉妹地区ガバナー挨拶と続き、各種委員会・活動報告の後、参加クラブ紹介がありました。渡辺美智子ガバナー補佐の呼びかけに東京六本木ロータリークラブの会員の皆さんの元気な返答がありました。
その後、青山学院大学 陸上競技部長距離ブロック 原晋監督の「つながり」記念講演がありました。監督の体験をもとにした話はビジネスでも大いに参考になるものでした。またその後、歌舞伎俳優 中村 橋之助の特別講演「歌舞伎 石橋」があり、18時30分に閉会点鐘があり本会議は終了しました。

その後、久しぶりに開かれた懇親会では多くの会員が旧交を温める場面がありました。
最後に六本木ロータリークラブの皆様、準備に携わってくださった方々、ご参加してくださった方々、お手伝いご協力頂いた方々すべての皆様に心より感謝申し上げます。
(記:谷口幹事)
卓話『日本産サフラン -ethical choice and beyond-』令和5年1月30日
Sales Director 伊藤 嘉紀様
わたくしたちAKAITOは、高品質な国産サフランを生産から販売まで手掛けているサフラン専業の会社です。本日はサフランを気軽に楽しんでいただくための方法や、サフランを取り巻く環境、諸問題などについてお話させていただきたいと思います。
ブイヤベースやパエリア、サフランライスを作る時のスパイスとして使われるサフランは、サフランというお花の雌蕊を乾燥させたものです。スパイスとして売られている時は赤色ですが、お水に浸すと鮮やかな黄色になります。料理においては主にサフランの風味が活用されますが、エキゾチックな香りは香水やコスメに、また鮮やかな黄色は染料などにも使われています。
サフランライスやパエリアを4~5人分作るために必要なサフランはだいたい0.2gほどで、サフランを1g作るためには、およそ150輪のお花が必要になります。一輪のサフランには雌蕊が3本付いていますので、雌蕊でいうと450本です。これらを全て手作業で行いますので、サフランというと高価なスパイスという印象があるかと思いますが、大変な手間がかかっていることを知っているわたしたちからすると、その価格は適正、あるいはものによっては安すぎると感じるようなこともあります。
サフランは日本の食文化の中に馴染みがないため、使い方や楽しみ方をご存知ない方が大半だと思います。市販で売られているサフランはだいたい0.4gやそれ以上で売られているので、想像ではありますが、サフランを買った方の70%から80%の方は、余ったサフランを無駄にしてしまっているのではないかと思います。これは立派なフードロスですので非常に悲しいことですし、自然の恵みを大切にしたいと思います。AKAITOとしてはごく簡単にサフランを楽しんでいただける方法を発信していくことも重要だと考えております。温めた牛乳やレモネード、甘酒にサフランを加えても美味しいですし、コンソメスープに一つまみ入れるだけで特別な感じに仕上がります。またホワイトソースを使った各種料理や魚介の鍋に入れていただくだけでも楽しみが広がると思いますし、フードロスの削減にも繋がります。
サフランはおよそ300年前の江戸時代に日本に伝来しました。その後1960年代までは医薬品や漢方の需要により、最盛期には1000kg近い量が生産されていました。その間に日本独自の栽培方法が確立され、改善の結果、現在日本で栽培されているサフランの球根は、外国産に比べて大きく、密度も高く、非常に優良な品種になっています。日本以外の国では畑に植えられて収穫まで土の中で育ちますが、日本ではお米の二毛作として田んぼを活用した栽培が行われており、十分な栄養を蓄えたあとに掘り起こされ、日光などを遮断した小屋の中で休眠させます。蓄えられた栄養で芽が育ち、11月のぐっと気温が下がった頃に開花収穫を迎えます。品質が良いこともあって最盛期には1000kg近い生産がされていたサフランですが、生産者の高齢化や、廉価な輸入サフランに押された経緯の中で、現在までに日本国内の生産量は20kg程度まで激減してきました。現在サフランを栽培している農家さんもほとんどが高齢の方で、このままでは10年経たずに国産サフランはなくなってしまうだろうと言われてきました。これは非常にもったいないことで、歴史、伝統、優良な品種を絶やしたくないと考えるのは自然なことではないかと思います。そこで生まれたのがAKAITOです。テンプル大学の教授を勤めているマーク・リー・フォードが学生向けのプログラムの一環としてリサーチしていた時に、日本でサフランが作られている事実や、非常に優良であること、また存亡の危機に瀕していることを知り、日本のサフランをこのまま無くしたくないという強い思いに駆られたといいます。どうすれば日本のサフランを未来に繋いでいけるか。考えた結果がAKAITOでした。世界最高レベルのサフランを作って適正な価格で販売し、世界に向けた事業展開を行って国内需要の創出を行い、日本のサフランを未来に引き継いでいこうという考えに至ったのです。AKAITOは2017年に設立し、数年間は高品質なサフランを安定的に供給するための研究を行い、また住み込みで既存の農家さんとの信頼関係作りをしながら、サフランの栽培や農業のいろはを学ばせていただきました。そして日本の伝統的な栽培方法や職人技、最新の技術を融合し、わたしたちにしかできない方法でAKAITOは世界最高レベルのサフランを安定的に生産できるようになりました。
サフランには国際規格があり、現時点においてAKAITOサフランは、最高ランクとして規定されているグレードが求めている数字をさらに50%ほど上回っており、当然更なる改善も続けています。現在までに多くのミシュラン星付きレストランからも高い評価をいただいておりますし、サフランを栽培している佐賀県の限界集落の棚田保全、空き家の活用、過疎問題と共存する生産という側面からもメディアが関心を寄せてくださっていて、大手新聞や大手メディアでも取り上げていただく予定になっています。
またAKAITOではサフランの需要を創出するために、料理以外の領域での商品開発も積極的に取り組んでいます。香水、皮製品、日本酒のほか、ドレッシングやジン、ヨーグルト飲料や調味料と多岐にわたり、総合してブランドの信頼性が確立してきた段階ですので、海外のマーケットにもアプローチをしています。
サフランの90%はイランで生産されています。イランでは非倫理的なサフランの生産が行われていますが、一方でAKAITOは倫理的かつ持続可能な生産という在り方にもこだわっています。Made in Japan の農作物や食品への期待度は高く、さらにAKAITOは現代社会が重要視しているSDGsやエシカルという文脈にも合致した生産を行っていますので、海外ユーザーからも選ばれる存在になっていけるのではないかと考えています。
日本のスーパーなどで見かけるサフランはスペイン産が多いですが、これには理由があり、イランは非制裁国ですのでアメリカを中心とした西側諸国と直接取引ができないため、一旦スペインを経由して入ってきています。そしてイラン産のサフランには多くの問題があり、一番は人権問題です。人件費を抑えるために長時間酷使されているのが弱い立場にある女性や子どもたちで、中間業者や犯罪組織が利益を上げているという構造が存在します。かつてカカオやコーヒーがそうであったように、一般的に多くの方は、自分が買い求めている商品が児童労働や強制労働によって生産されているものだとは知らずに消費しています。今では消費者がメーカーに対してエシカルであることを求めていますし、消費者の声によって人権問題に対する動きが進んでいるという側面もあり、サフランについてもイランについてもそうであってほしいと思っています。
高級料理店で美味しく楽しく過ごす時間の裏側にあるのは、生産者の笑顔であるべきで、子ども達の過酷な労働や搾取であっていいはずがありません。児童労働や不当な搾取のない世界をつくるためにも、一人でも多くの方がフェアトレードの商品を選び、非倫理的な商品の発展に加担しないようになること、そしてサフランが法外な利益をあげるための道具ではなく、関わる全ての人の笑顔を引き出す高貴なスパイスとなることをAKAITOは願っています。
ご清聴ありがとうございました。
卓話『経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント』令和5年2月6日
NPO法人J-Win 会長理事 内永 ゆか子様
人権問題として女性も男性も同等に扱い、チャンスを与えようということは当然のことではありますが、経営としての「多様性」、そしてその第一歩である「女性」ということが極めて大切だということを強いて申し上げたいと思います。日本における多様性、女性活躍の現状や問題点について、経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメントという題目でお話をさせていただきます。
World Economic Forumでは、健康面、教育、政治、ビジネスにおけるジェンダーギャップのランキングを毎年公表しています。2021年度に日本は146ヶ国中116位でしたが、実は女性活用やダイバーシティという言葉すら聞くことが少なかった2010年には94位でした。安倍元総理が女性の活躍ということで一生懸命活動した時代を経てもランキングは下がっています。わたしが憂慮していることは、日本国内では絶対的に進んでいるにも関わらず、相対的には落ちているということです。女性活躍やダイバーシティについて、なぜ世界はこの10年間一生懸命に推進してきたのでしょうか。
今から20数年前、わたしがまだ日本IBMにいた頃、トーマス・フリードマンが書いたThe World Is Flatを読んだ際、目から鱗が落ちました。「これからの世界は今までとガラッと変わる。テクノロジーの進歩は半端ではない。競争に勝つためには、ビジネスモデルを変えるしかない。」例えば今までは時間や距離、国境や人種などの色々な壁があり、同じビジネスをやっていてもお互いにテリトリーはありました。さらにこれからは、安くする、クオリティを上げるということでは競争には勝てず、固定電話から携帯電話、スマホへとモデルチェンジし、世界の情報やビジネスと繋がることができるようになったようなことがどこでも起きるのだと彼は言っています。今の機能をどう良くするのか、どのようにコストを下げるのか、もうそんな時代ではないということです。またテクノロジーは半導体技術の進歩によって急速に変わってきており、ムーアの法則によると10年間で100倍良くなると言われています。さらにネットワークは10年間で1000倍と言われていますから、今必要だと思っているビジネスやニーズは不要となり、必然的にビジネスモデルを変える必要が出てきます。しかし成功した企業は今のビジネスモデルが沁みついているため、これまでの成功体験にまみれていない違った価値観を持った人たちを経営の中に入れていかなければ会社は変われません。今の若い人の情報収集や発信の能力は格段で、且つやる気があれば起業家マインドを持った新しいイノベーターとなれるのですが、この人材を企業としてどう活用していくのかが重要です。多様性ということがこれから経営陣にとっては避けて通れない必須の条件で、今まで大成功してきた企業が、新しい人材活用や環境の中でどのようにビジネスモデルを変えていくのかが実は大きな課題であると思います。
組織体系に関しても、10個のアイデアを1個に絞る20世紀型モデルから、21世紀型モデル(ヒューリスティックタイプ)へと変わりつつあります。本当の意味でのダイバーシティとは会社を変えるためであり、発想やバックグラウンド、価値観が違う人たちが必要ですが、日本のようにモノカルチャーが強い文化においての変革はなかなか難しく、優秀な人を集めてヒューリスティックに変えようとしても上手くいきません。しかし会社には成功を経験しておらず、能力がある人が3割ぐらいはいるのです。それは女性です。女性だから優秀だと言っているわけではありません。しかし優秀な女性が3割いれば、彼女たちをチェンジエージェントとして是非活用して欲しいのです。わたしは、女性はダイバーシティのリトマス試験紙だと思っています。たまたま女性はマイノリティの塊で、男性はマジョリティの塊で、それが日本を支えてきました。しかしここで変化を起こそうと思ったら、マイノリティのほとんどを占める女性を活用しない手はありません。海外の人を入れると確かに多様性はありますが、企業とビジネスの知識があり、文化や社風に慣れている人が入ったほうがリスクは少ないというメリットもあります。
テクノロジーの進歩、ムーアの法則は、これからまだ10年20年続きます。今あるテクノロジー、今あるビジネスのやり方、今あるルールは10年後にはないと思ってください。それは皆さん過去の10年20年で経験されていると思います。確かに今あるものでいかに良くするかということは、今日、明日、明後日の話としては必要ですが、会社としての長期計画を考える時には3年ぐらいのスパンで考えていかなければ、世の中の変化に追いつけません。そしてここで必要なのが女性なのです。
わたしが腹落ちした理由は2つあります。ひとつは、White Anglo-Saxon Protest東海岸の超エリートがずっと引っ張ってきたIBMがどん底になった時に立て直しを行ったルイス・ガースナー(IBM会長 兼 最高経営責任者)の言葉です。彼は初めてダイバーシティという言葉を使い、46万人いた社員を16万人までリストラしました。ガースナーは、「ダイバーシティということをやらない限り、IBMはcultureが変わらない、会社のpriorityが変わらない。どんなにテクノロジーや組織や仕組みを変えても立ち上がれない。」と言いました。そしてもうひとつは、日産がルノーの傘下に入った時に志賀さん(日産自動車 最高執行責任者)が言った言葉です。「自分達は今までいっぱい議論していっぱい施策をやったけれど、日産の成功体験という額縁の中からしか見ていなかった。」額縁なんかどこにもなく、とんでもないアイデアや発想こそ大切なのだと気が付いたと仰っていました。わたしにはこの2つの言葉が大きかったです。
ダイバーシティの取り組みにわたしがアサインされた時、女性社員の割合は13%で、管理職は1.5%でした。彼女たちは、日本IBMの教育も仕事のアサインメントも差別はなく、だから今更女性活用なんて嫌だなんて言っていました。問題点としては、まず女性自身が仕事に対しての将来像をきちんと持っていないこと、そして仕事、家事、育児のワークバランス、さらにオールド・ボーイズ・ネットワーク。まずはこの3つの問題を解決しようということで、2001年には今で言うテレワークを取り入れました。時間も場所も自由に、仕事の結果で評価をし、情報と業務プロセスの見える化や共有化を全社で行ったのです。そして、男性のみのコミュニティであった、成功した組織や企業の中で培われてきた約束事やルール、暗黙の文化や雰囲気に対しては、会社の中で女性社員をどう育てていくのか、キャリアを上げるとはどういうことなのかを説明しました。その結果、結構ですと言った人ももちろんいました。しかし会社の中で頑張りたいと思うのであれば、キャリアという馬に乗り続けなければいけないのです。
NPO法人J-Winをスタートして16年が経ちました。わたしが女性たちに伝えたことは、「キャリアという馬に乗ったら降りるな」ということです。苦しい時もある、嬉しい時もある、失敗もある、成功もある。しかしキャリアという馬に乗り続ければ、必ず景色が変わります。そしてたくさんの男性に、マイノリティとはどういうことかを経験して欲しいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
ニコニコBOX情報
東京西南RC 幹事 小杉 元さん
本日は卓話者の紹介でうかがいました。何卒宜しくお願い致します。
安部 義彦さん
地区大会、盛況でしたね。天江英美さま、ご多忙の中卓話ありがとうございます。楽しみにしておりました。
深田 宏さん
香港で会議がありました。数年ぶりの香港はやはり変わっていました。
池田 泰義さん
天江英美様本日の卓話とても楽しみにしています。よろしくお願い致します。
岩崎 博充さん
出席者の皆さんはみなお元気そうですね
門田 真乍子さん
しばらく休会させて頂き、しばらく振りに暖かいロータリー空気に包まれ幸せです。どうぞ宜しくお願いいたします
角山 一俊さん
天江さん、本日の卓話楽しみにしています。宜しくお願いします。
小笠 裕子さん
天江英美様、本日はお出でいただき有難うございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
大橋 裕治さん
本日の天江英美様の卓話を楽しみにしておりました。まことにありがとうございます。
杉本 潤さん
東京六本木RCの皆様、クラブ創立以来、私に賜りましたご厚誼を、深謝致します。有難うございました。貴クラブの益々のご発展をお祈りします。
鈴木 聡子さん
天江様本日はありがとうございます。先日のチャリティコンサート素晴らしかったです。
鳥居 正男さん
春とともに花粉症が始まりますので複雑な心境です。天江様今日はありがとうございます。
渡辺 美智子さん
天江様、本日はご多用の中ありがとうございます。チャリティーコンサートもすばらしい演奏でした。
2月27日のお食事

2月27日の例会出席率(暫定)
- 会員の例会出席数(出席率) 32名(63%)
- ゲスト・ビジターの参加者数 4名
※メーキャップを含めていない暫定の人数です。
次回のプログラム
令和5年3月13日
卓話『なぜ気候変動に取組むのか、炭素中立商品とは?』
CEO(Chief Environment Officer)野島 健史様
場所:グランドハイアット東京