Weekly Report
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気軽に、チャレンジ、Rotary
東京六本木ロータリークラブ会長
令和3年3月29日発行 第663号
2020・2021年度 No.27
卓話『混迷の時に僧侶となって』
僧侶、毎日新聞客員編集委員 福本 容子様
場所 グランドハイアット東京
- ご略歴
- 1987年 早稲田大学教育学部英語英文学科卒業
- 同年 毎日新聞社入社
- 1992年 米マサチューセッツ工科大学工科大 修士号取得(政治学)
- 1995年~毎日新聞経済部
金融、証券、通商政策、エネルギーなど担当 - 2001年~欧州総局(ロンドン)特派員 (主に経済分野を担当)
- 2005年~経済部副部長(デスク)
- 2008年~論説委員(経済分野、男女共同参画問題など担当)
- 2019年 毎日新聞社を退社し、僧侶見習いに(毎日新聞社では客員編集委員に)
- 2020年 本門佛立宗遠妙寺(豊島区)にて得度 僧名「清容」を拝受
- このほか、2009年からTBS「ひるおび!」にレギュラーコメンテーターとして出演。MBS(毎日放送)の「ちちんぶいぶい」「ミント」にも3月までレギュラーコメンテーターを務める(両番組は3月にて終了)
- 1962年生まれ 熊本県出身
クラブからのお知らせ令和3年3月22日
会長挨拶
緊急事態宣言が一応、解除されました。
来週3月29日からは、グランドハイアット東京にて例会を再開したいと思います。
しかしながら、まだまだ新型コロナウイルスの感染者拡大が止まっている訳ではありませんので、パーテーションを設置し、密にならず、感染防止対策をしたうえで、例会を開催したいと思います。ご心配な方は、無理をなさらず、オンラインでも参加できるようにZoomによる配信も行いますので、そちらからご参加ください。
皆様との再会を楽しみにしています。
(記:髙栁会長)
幹事報告
本日の幹事報告は2点です。
- 来週29日よりホテルでの通常例会を再開します。
本日1週間前となりましたので、3月の例会出欠のお返事をまだされていない方は、恐れ入りますが、例会中に私宛にチャットでお返事いただくか、例会後にお声掛けいただければと思います。 - また、来週よりオンライン例会中のニコニコBOXの精算をお願いしたいと思いますので、受付にてご精算宜しくお願いいたします。
(記:鈴木幹事)
その他報告
柏原のスポンサーである大橋寛治さんより、安部会長(2019-2020)の年度の際、コロナの影響で、活動が制限されているとして、年会費の一部6万円が返金されたお金をニコニコ及び、一部事務局での必用経費としての使用の連絡頂いた事をご報告いたします。
(記:安部会員、柏原会員)
去る3月15日、16日と二日間に亘って三浦ガバナー年度の「会長エレクト研修会」が開催されました
次年度の当クラブ会長柏原玲子さんは見事に厳しい研修を受講、終了され「研修修了書」を授与されましたのでご報告致します
これにて国際ロータリーの規則に準拠した<クラブ会長>就任が正式に認められた事になります
(記:淺田会員)
卓話『テロと紛争の解決に向けて』令和3年3月15日
NPO法人アクセプト・インターナショナル 広報・ファンドレイジング局長 河野 智樹様
NPO法人アクセプトインターナショナル 広報ファンドレイジング局長を務めさせていただいております河野と申します。国際協力機構JICAにて、保健と教育と平和構築という分野を担当し、学校や病院の建設や地雷の撤去などを担当していました。これまでの経験の中でテロと紛争の問題が最も解決されなければいけないという認識を持っており、国内の中で唯一、紛争とテロの問題にダイレクトに取り組んでいるアクセプトインターナショナルに移ってきての現職になります。
アクセプトインターナショナルは、テロを止める、紛争を解決するという莫大なミッションを掲げ、ソマリアなどの紛争地で活動をしているNPO法人です。本日は「テロと紛争の解決に向けて」というタイトルで、我々の取り組みについて知っていただくこと、難しい問題に対しても常に前向きな姿勢で進んでいくこと、皆様に仲間になっていただくこと、この3つを目標にお話できればと思います。
テロという言葉は聞いたことがあると思います。例えば自爆テロは、ISILなどのイスラム過激派組織の兵士が身体に爆弾を巻きつけて爆発するという事例のように、一般人を対象に恐怖を植え付け、殺傷を目的に行われる行為を指します。2017年度のテロの発生件数は、世界全体で1万900件と報告されています。過去5倍もの数字で増加の傾向にあり、それによって亡くなった方は2万7000名にものぼります。テロは、難民問題や貧困問題、そして飢餓の問題や教育問題にも発展しかねないという厄介な側面も持っています。
我々は、外務省の危険度マップで最も危険なレベル4としてカテゴライズされているソマリアという国で活動しています。国連やアメリカ軍が介入した歴史もありますが、強靭なテロ組織によって苦戦を強いられ、忘れ去られてしまった国とも呼ばれています。
ソマリアでは、9.11同時多発テロの首謀者とされているアルカイーダに忠誠を誓っているアフリカで最も危険なテロ組織「アル・シャバーブ」がテロを起こしています。ソマリアの南部の大半を占拠し、国を覆して自分たちの国をつくり、イスラム教によって世界中が統治されることを目指しています。アメリカ軍のような軍事力やお金を持っているわけではない彼らが、手っ取り早く人を傷付けることができる手段がテロということです。アフリカはテロ発生件数が世界でトップレベルですが、その約半分に関わっているのがアル・シャバーブと言われています。
テロと紛争の問題は非常に危険を伴い、また宗教的、思想的な要素が非常に強く、どの文献、論文、本を探しても、確固たる解決策がありません。そして誰もやろうとしません。今現在テロと紛争の問題に取り組んでいる団体は皆無に近い状態です。アメリカ軍による対処がなされていますが、一般人が巻き込まれ、その怒りでテロ組織に入るという憎しみの連鎖が生まれています。我々は、暴力ではない方法で暴力ではない方向へと導き、テロ組織の人的勢力を下から削いでいくことを目指して活動しています。誰もできないのであれば前例を作ろうという想いで、テロリストが武器を置ける社会を実現し、取り残されている人に手を差し伸べるという平和的なアプローチで問題に取り組んでいます。
アクセプトインターナショナルは、ソマリアで最も多くのテロリストが収監されている中央刑務所に活動拠点を置いています。ここにはメディアはもちろんのこと、世界中のNGOやNPO、国連機関でさえほとんど足を踏み入れることができておらず、拷問され、否定され続け、釈放後に組織に戻ってしまうテロリストが多いという状況がありました。だからこそ、駆逐する側でも否定する側でも傷付ける側でもなく、中立的な立場で彼らを受け入れる存在として介入しているところです。
実際の活動としては、一人ひとりにオーダーメイドで色々なプロジェクトやプログラムを組み合わせて提供しています。カウンセリングでは彼らの抱えてきた問題を受け入れ、未来や展望、延いては諦めてしまった夢などを引き出します。そして社会に復帰した際に職を得られるようなスキルトレーニングを行い、また釈放後に社会復帰できるように身元引受人の斡旋を行います。あくまでも日本人として平和的に彼らに向き合い、受け入れ、共に人生を歩みなおす準備をしています。
またテロ組織加入者に対してもアプローチを行っています。組織からの脱退を促進するためにリーフレットを作成し、紛争がアクティブな地域を中心に、現地の軍の方々と提携をして行っています。ホットラインナンバーを載せたところ、実際にたくさんの電話がありました。半分はテロ組織からの脅迫電話ですが、半分は実際に辞めたいという電話でした。テロ組織と聞くと殺人鬼のように映ってしまうかもしれませんが、辞めたいと思っている人もたくさんいます。現地の政府から直々に要請を受け、2020年9月から2020年12月の3ヶ月間で、115名の投降が実現しており、これからもどんどん伸びていくと考えています。
なぜアクセプトインターナショナルがテロと紛争の問題に取り組むのか。「誰もやらないからこそ誰一人も取り残さない」これが原動力になっています。テロと紛争の問題は、危なすぎるから、命が危ないから、解決策なんてないから、そんな風に言われ続け、世界中が避け続けてきました。だからこそ我々がやるのです。メディアによる一部切り取られた情報では、単なる人殺しに見えるかもしれません。しかし彼らに人生で一番大切なことを聞いてみると、「結婚すること」「家族を大切にすること」「勉強すること」そんな希望を持っています。刑務所内にいる人もアル・シャバーブの構成員も、7割が30歳以下の若者です。誰一人取り残さないと同じ人権の名の下に語るのであれば、彼らも一人の人間であり、だからこそ命をかける覚悟で常に向き合っています。
これまでテロ組織の投降兵は89名、逮捕者は88名が社会復帰を既に実現しています。そしてテロ組織に近い存在であるギャングも対象にして、5年をかけて組織を解散させることができました。また日本で初めて、パリ平和フォーラムで国際的な評価を受け、やっとここまで来ることができたなと感じております。
これまで、代表の永井が大学1年の時からソマリアに足を踏み入れて活動してきました。たくさんの大人たちから、「そんな危ない問題は無理だよ」「若造に大きなことをやるのは無理だよ」と何度も言われ続けてきました。そんな我々でも、やらなければいけないという想いでやっとここまで来ることができました。彼らの人生を背負い、その先にいる人々、これまで活動を共にしてきた現地の同志、テロによって亡くなった人々、すべての命と想いを背負って活動しています。そしてテロと紛争のない社会を本気で実現したいと考えています。是非我々の仲間になっていただけないでしょうか。皆様の支援が、彼らの人生はもちろんのこと、彼らの先にある、傷付けられて失われるはずだった命まで救われることになります。ご協力により救われる命が必ずあります。
最後に、現在支援をしている人の声をご紹介いたします。
アブドラヒ21歳:組織の命令で爆弾を設置しようとして刑務所に来た。自分が行ったことに後悔していたけれど、何もできず悶々としていた。アクセプトのプログラムで、社会に出てから待ち受ける困難と心構えを学んで、夢を語り合った。釈放された今、諦めずに自分自身や社会に向き合い続けたいと思うよ。
本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
ニコニコBOX情報
安部 義彦さん
本田悦朗大使、卓話楽しみにしておりました。ご多忙中ありがとうございます。
今村 道子さん
こんにちは、今村、ニコニコ参加します。
小篠 ゆまさん
小篠ゆまです。ニコニコに参加いたします。本田様本日の卓話楽しみに致しております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
齋藤 明子さん
皆さまこんにちは!! 本田様本日の卓話よろしくお願いたします。ニコニコに参加いたします。
杉本 潤さん
本田様、本日の卓話、有難うございます。
鈴木 聡子さん
本田さま、本日はご参加くださりありがとうございます。
髙栁 公康さん
髙栁です。ニコニコ参加します。昨日スキーの大会で2位になりました。本田様、本日は卓話よろしくお願いいたします。
安井 秀行さん
安井秀行です。私もニコニコ参加します。新型コロナがまだ厳しい状況ですが、桜が開花して、新たな春の訪れを感じています。
堀井 健一さん
ニコニコボックスよろしくお願いします。
大橋 寬治さんよりニコニコBOXへの寄付のご連絡をいただきましたのでご報告します。(柏原さん)
3月22日の例会出席率(暫定)
- 会員の例会出席数(出席率) 30名(61%)
- ゲスト・ビジターの参加者数 0名
※メーキャップを含めていない暫定の人数です。
次回のプログラム
令和3年4月5日
卓話『ワイン用のブドウの苗木』
有限会社ラグフェイズ 代表取締役 日向 理元様
場所:グランドハイアット東京