Weekly Report
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「和気藹々」—笑顔で元気に六本木らしく—
東京六本木ロータリークラブ会長
令和元年6月10日発行 第604号
2018・2019年度 No.36
クラブ協議会 本年度を振り返って
場所 グランドハイアット東京
クラブからのお知らせ令和元年6月3日
会長挨拶
皆さま、こんにちは。
いよいよ今年度最終月となりました。今年度は例会の回数が39回しかなく、その中で卓話は25回ございました。25回目の卓話はマギーズ東京センター長でいらっしゃいます秋山 正子様に今年度最後の卓話を締めくくっていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
(記:齋藤会長)
幹事報告
幹事報告は3点です。
- 「第1回日中伝統衣裳~伝承~ 漢服・きものショー」開催のご案内
東京米山友愛ロータリークラブでは10周年行事の1つとして、かつて米山学友で、現在同クラブ会員が開催する「第1回日中伝統衣裳~伝承~ 漢服・きものショー」(中国大使館など後援)に特別協力することになりました。日中両国の服飾文化や伝統文化を知り、民間交流促進の一助になると思います。是非、ご出席ください。- 日時
- 2019年7月7日(日) 開場 10:00
第1部11:30-13:00(漢服・きものショー)
第2部13:15-14:45(食事会) - 場所
- ホテルニューオータニ「芙蓉の間」千代田区紀尾井町4‐1
- 参加
- 18,000円
- 2018-2019年度「活動報告」の提出の御礼と次回の例会について
6月10日は、各委員長より1年間の活動の総括を発表して頂きます。報告の発表時間は一人2分。委員長が欠席される場合は副委員長に引継ぎをお願いし事務局か幹事に連絡をお願い致します。 - 本日は例会終了後新旧合同理事会がございます。
今年度、次年度の理事、理事会構成メンバーは例会終了後ドローイングルームにお集まりください。
(記:柏原幹事)
各委員会報告
青少年奉仕委員会報告
毎年恒例になっておりますが、今夏も、東京都立六本木高校から、生徒さんのインターンシップ受入れのご依頼をいただきました。ご依頼書やその他の細目につきましては、追ってEメールにて会員の皆様にあらためてご案内しますが、概要のみ、本日口頭でご案内します。
インターンシップの実施期間は、本年7月22日から8月30日までの間で、原則、平日の連続した3日間です。各企業・団体様にて、1~3名程度の受入れが期待されています。また、1回に1名しか受け入れられないが、時期を変えて合計2名を受け入れられる、あるいは、3日間は難しいが、2日間であれば受け入れられる、といった場合もご検討いただければと存じます。インターンシップの受入れにご協力いただける方は、本年6月末までに、事務局にお知らせください。
なお、直近で六本木高校からいただいている生徒さんの希望職種・分野は、①ホテル、②美容院(またはヘアメイク関係)、③美術館、④書店・書籍、⑤販売(菓子・食品等)、⑥飲食店、⑦デザイン系(デスクワーク等)、⑧事務職(書類作成等)等です。これらに関連する会員の皆様は、是非インターンシップの受入れをご検討ください。
(記:日下部青少年奉仕委員長)
広報・週報委員会報告
現在、次年度の会員名簿を作成しており、最終確認用原稿を事務局より皆様へメールしますので、ご自身の住所や連絡先などの確認をお願いいたします。
6月10日月曜日までに修正箇所などの有無を事務局までご返信お願いいたします。
(記:髙栁広報・週報委員長)
その他・委員会報告
2019年-2020年度 米山特別寄付及びロータリー財団年次寄付の件
次年度会長方針により、年会費と一緒に皆様の所に請求書が郵送されます。年会費と合わせてお振込頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
(記:柏原次年度米山奨学委員長)
卓話『トランプの世界撹乱外交とヨーロッパの対決』令和元年5月13日
元NHK国際経済担当 解説委員 伴野 文夫様
私が最初にヨーロッパに行ったのは1960年代、まだアメリカが全盛期の時代でした。しかしその頃からドルの権威はぐらついておりました。ドルが混乱した時に備えて自身の通貨を持っていなければならないというのが、当時のヨーロッパの考え方でした。1970年に最初の統一通貨案が提出され、当時NHKのブリュッセル特派員だった私は、以後50年間に渡りヨーロッパ統合を見つめてきました。最近の情勢について私の考えを述べたいと思います。
50年前に国際経済を取材し始めた時には全く想像できなかった世の中が、今出現しようとしています。トランプ大統領は就任演説で「偉大なアメリカを再び」「アメリカンファースト」この2つをスローガンとして掲げました。以後、トランプ大統領がやっていることの筋書きは、戦後アメリカ自身が構築した旧秩序を破壊し、超保守派の考え方に基づく新秩序を作ろうという動きになっています。中国に対しての経済崩壊まで視野に入れた制裁や、イランに対しての反米政権を転覆させることも視野に入れた強行措置により、今世界中が非常に危険な発火寸前の状態にあります。
5月に、ヨーロッパ議会選挙を迎えます。イギリスは、国民投票でEU離脱を決めたのに離脱を実現することができないという奇妙な状態です。保守党と労働党がお互いに自分の党の主張だけで解決しようとしていましたが、双方に同じ考え方を持った新しい別の党を作って問題を解決しようという動きが出てきて、やっと保守党と労働党が話し合いを始めました。しかし労働党は関税同盟を主張し、保守党は絶対に認めないということで、動きが取れなくなっています。
トランプ大統領は合意なき離脱の支持者です。前外務大臣で離脱強行派のボリス・ジョンソンと非常に息が合っていて、離脱強行派の主張が通りイギリスが離脱すれば、EUが大混乱に陥り、次から次に離脱する国が出てくると考えています。トランプ大統領は強引な合意なき離脱の支持者であることを頭に入れておいていただきたいと思います。
去年の4月、トランプ大統領はフランスのマクロン大統領を初めての国賓として迎えました。トランプ戦略とマクロン戦略はすべての面で完全に対立します。マクロン大統領の最高目標は地球環境を守るということです。地球汚染対策はすでに1分1秒を争う段階に来ていて、環境に対応する形で産業改革をすることが新しい刺激になり、経済成長をもたらすと考えています。そして今年1月にアーヘン条約を結び独仏協力を改めて強化しました。フランスとドイツが協力体制を組むことにより、アメリカや中国という大国に対向していこうという戦略です。
マクロン大統領が2年前にすい星のごとく現れ、たった1年間の選挙運動で20万人ほどの若者がSNSで結集し支持をした結果、66%という大変な高率で大統領に当選しました。ヨーロッパは歴史的に階級闘争の地域でしたが、長い戦後の歴史の中で革新と保守の政権交代が頻繁に行われ、社会保障が充実するに従って労働組合も穏健になり、階級闘争の時代が終わりつつあります。EU問題にも関係しますが、イギリスではいまだに労働党と保守党が対立し、問題を解決できないでいます。マクロン大統領は、そんな対立は早くやめて、労働党も保守党も一緒にやればいいじゃないかというところへ問題を持って行ったのです。マクロンが突如政権を取った非常に重要なポイントです。極左、極右グループは排除しますが、左右の中道勢力を一本化し、民主共和制を名乗る。これが「左も右もない」というスローガンを掲げるマクロン主義の基本的な考え方です。
ヨーロッパ議会選挙では、中道派と極右連合の対決が見どころです。従来の中道派であったドイツの保守党CDUと、勢力が後退しつつある社会民主党SPDが過半数を割りそうであり、反対に極右が多くの議席を取りそうだという予想です。そしてみどりの党と、マクロンが作った新しい中道派がどれくらいを占めるか。もう一つ、イギリスの国民投票で大暴れをしたファランジュが新しく立ち上げたブレグジット党が、イギリスの保守党や労働党よりも多く票を取りそうだということが注目されています。
5月27日にトランプ大統領が来日します。マクロン大統領も大阪のG20で来日し、その直前6月末に国賓として迎えられます。一方に親密な日米同盟があり、もう一方に中国の巨大市場という捨てきれない市場があります。この二股外交が股裂きにならないように、日本は中立のイニシアチブをとっていくのが望ましいのではないかと考えます。ASEAN+日中韓に、EU28ヵ国が参加するアジア・ヨーロッパ・ミーティングASEMという51ヵ国の組織があります。日本にとって一番相応しい活躍の場所だと思います。
トランプ大統領が次期大統領選挙に勝った場合、2025年までは大暴れを続けるであろうと考えます。中国やロシアの後ろにある上海協力機構という組織には、イランやトルコなどの、ユーラシア大陸の曲者国家が入っています。トランプ大統領はそのような国とどう対決していくのかが見どころです。マクロン大統領も次の選挙で対抗馬は今のところいません。フランス大統領は任期がアメリカより一年長いので、マクロン大統領が当選すれば、2027年まで大統領を務め、そのあと、EUの首脳会議常任議長、EU大統領といわれているポストにつく可能性は十分あります。そしてそこに習近平やプーチンのような反トランプ側の人たちが在任していれば、オバマ時代のようなアメリカに戻る保証はありませんが、目の前の敵がいなくなるという状況になるかもしれません。
21世紀の秩序や地球環境を堂々と語り、まったくスキャンダルのない大変に素晴らしい世界の指導者はマクロンしかおりません。敵もたくさんいますが、正しい戦略を持つマクロンはどんな困難にもへこたれない。というのが、私の今日の結論でございます。
欧州議会選挙の結果を受け、伴野様より文章を頂きました。
新聞やテレビは欧州議会選で、中道派は過半数を割る、EU懐疑派躍進という見出しを付けていますが、これはEU嫌いのロンドンの新聞の影響で、実際には中道派はマクロン党と緑の党の欧州全域にわたる躍進で、過半数を余裕をもって確保しました。
また三分の一の議席を獲得して、欧州議会を揺さぶるといわれた、極右の反EUグループは五分の一の117議席にとどまりました。
ありがとうございました。
卓話『ミツバチから学ぶ私達社会の在り方』令和元年5月20日
NPO銀座ミツバチプロジェクト 理事長 東京銀座新ロータリークラブ会長エレクト 田中 淳夫様
銀座新ロータリークラブの田中と申します。
私は銀座3丁目にある紙パルプ会館に入社し、銀座が元気になればという思いで活動をしています。
銀座は、夜のお店やデパート、専門店など、色々なものが集合してできています。食、医療、福祉など、銀座の町を学ぶ様々な勉強会を開き、紙パルプ会館から発信しようという活動をしてきました。食に関する勉強会で、屋上を探している養蜂家がいるというお話がありました。それがミツバチとの出会いです。
天然のはちみつが銀座で採れたらおもしろいなと思い、それが二転三転してミツバチを飼うことになりました。町の皆さんから大丈夫かとの意見もありましたが、いざ始めてみたら多くの皆さんが応援してくれました。ある老舗の会長から「銀座は元々明治から新しいものを受け入れてきた。それが町にそぐうかどうかはわからないが、いいものは残る。そうでないものは見えない銀座のフィルターで消えていくんだよ。」というお話がありました。あの時ミツバチが飛んだよね、で終わらせないためにはどうしたらいいのか考え続けてきました。スタート時町の皆さんに声をかけて集まったのが「銀座ミツバチプロジェクト」です。巣箱を入れたのが2006年3月28日。おかげ様で10年以上続けられています。
ミツバチはどういう生き物なのでしょうか。アゲハ蝶もカブトムシも、親が卵を産み、あとは勝手に育ってくださいねというスタイルですが、ミツバチは女王バチが卵を産むと、みんなで育てます。はちみつと花粉を練って幼虫に餌をあげます。幼虫が羽化するまで21日、成虫になってから20日目ぐらいで外に飛び立つ準備をします。1ヶ月という短い命を次につなげていくのがミツバチです。オスは全く働きません。女王バチが来るのを待ち、交尾をしたら交尾器が折れて死んでしまいます。女王バチは15匹から20匹のオスと交尾をし、たくさんの遺伝子を持って戻り、数日後から卵を産み始めます。このように、ミツバチは1匹では生きていけません。常に会話をして集団で生きています。
桜の時期になると、銀座の周りにもたくさんの花が咲きます。ミツバチの行動範囲は3km四方ですが、春から初夏にかけて桜、菜の花、ユリノキ、マロニエ、リンデンなど、街路樹含めて周りにはたくさんの蜜源があります。江戸時代から消費する銀座だからこそ、食べられるものが来出るのは画期的です。
最初の年は150kgだったはちみつが、2013年には1tを超えました。たくさんの方の力を借りて町の中ではちみつが取れたことで、子ども達に命の環境教育をしています。
私たちは、はちみつを売ることでそれを源泉に、地方の生産者をお招きして、消費者と生産者が直接顔が見えるマルシェやフォーラムなど、様々なイベントをしています。新潟県の村上の皆さんと一緒に稲を干すハサガケをして屋上のテラスで新潟の食材とお酒で交流会をしたり、また東北がどう復興するのか、山の中にある竹林をどのように解決するのかなど、皆で話し合ったりしています。現在全国100ヶ所以上でミツバチプロジェクトが広がりました。都市養蜂は韓国にも火が付き、多くの事例が出来てきました。地元の高校生たちが元気のない商店街を活性化したり、たくさん広がる耕作地に花を植えたり、地域の課題と向き合うということも広がってきました。今年京都の同志社大学でもミツバチプロジェクトが立ち上がり、それをきっかけに比叡山の荒れた山の風景をもとに戻そうという取り組みも始まりました。東京駅の目の前で、三菱地所さんと日本工業倶楽部さんに協力をいただいて、丸の内ハニープロジェクトも始まりました。海外では空港養蜂が始まっているということで、ANAさんに相談したところ、萩の石見空港の滑走路脇に巣箱を置き、去年は1.3tのはちみつが採れたそうです。もともと便数が非常に少ないので、空港の活性化に繋がっています。
みつばちから始まったプロジェクトですが、今では福島の酒米、徳島県のすだち、大分県のカボス、八幡平の馬糞堆肥、秋田県のマイタケなど、蜜源に関係なく地域で協力できることはすべてやっていこうということで活動をしています。菜の花を植える交流から銀座中学校と福島の西信中学校の生徒会同士の交流も始まっています。
2016年には収穫した芋で銀座芋人という焼酎を作り、グッドデザイン賞をいただきました。
銀座からバイヤーやデザイナーなどのメンバーが行き止まりの集落にお邪魔して、交流を深め、そこからさまざまな商品が生まれます。今まではなかなかあり得なかった関係ができてきました。地域の皆さんと、目の前にある課題をどうやったら緩やかに向かい合うことができるかと考えています。
縁あって繋がった福島では、足元の資源を有効に使おうという提案をし、太陽光と農業を一緒にやるソーラーシェアリング事業も始めました。全国の農地にソーラーシェアリングをすると、原発1800基分になります。地域にお金のまわる仕組みを作りたいと皆さんと新しい日本の社会の在り方を広げていけたらいいなと思っています。
私たちは単にミツバチを飼っただけですが、そこから視点を先へ広げ、現在の形になりました。当初は想定もしていませんでしたが、銀座の町で続けていくためにはどうしたらいいのかと考えた結果が現在へと繋がっているのだと思います。
六本木ロータリーの皆さんの中でも応援してもいいよという方がいらっしゃいましたら、是非よろしくお願いします。
ご清聴ありがとうございました。
ニコニコBOX情報
柏原 玲子さん
秋山正子様、本日の卓話楽しみにしております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
小篠 ゆまさん
秋山様、本日の卓話楽しみに致しております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
森 佳子さん
秋山先生今日はご多用の中、卓話にお出まし頂きまして有難うございます。お話を楽しみにしております。
中川 勉さん
そろそろ梅雨ですね。
大橋 裕治さん
秋山正子様の卓話を楽しみに致しておりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
齋藤 明子さん
今年度もいよいよ最終月となりました。秋山正子様本日はよろしくお願いいたします。
杉本 潤さん
秋山様、本日の卓話、有難うございます。
谷口 郁夫さん
6月ですね。齋藤年度もあと1ヶ月、頑張っていきましょう。
鳥居 正男さん
夜間例会楽しみにしています。秋山先生の卓話よろしくお願い致します。
宇佐見 千嘉さん
秋山正子様ようこそ六本木ロータリーへおいで下さいました。本日の卓話を楽しみにさせて頂きます。
山中 祥弘さん
松木さん、50周年おめでとうございます。
6月3日のお食事

6月3日の例会出席率(暫定)
- 会員の例会出席数(出席率) 32名(65%)
- ゲスト・ビジターの参加者数 3名
※メーキャップを含めていない暫定の人数です。
次回のプログラム
令和元年6月17日
クラブ協議会
場所:グランドハイアット東京