Weekly Report
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東京六本木ロータリークラブ会長
平成30年5月7日発行 第561号
2017・2018年度 No.35
卓話『eスポーツの未来と可能性』
(株)RIZeST 代表取締役 古澤 明仁様
場所 グランドハイアット東京
プロフィール
2003年株式会社ロジクールに入社。その後サンディスク株式会社、ロジクールにて国内、アジア地域のマーケティング業務を歴任。2013年からスポーツマーケティングの要素を取り入れたeスポーツ戦略を打ち出し、多岐に渡る活動を通じ、eスポーツ事業発展に従事。2016年10月eスポーツエンターテイメント会社RIZeSTを設立。
- 職務経歴
- 2002年10月 株式会社ロジクール入社
2010年2月 株式会社ロジクール退職
2010年3月 サンディスク株式会社入社
2012年10月 サンディスク株式会社退職
2012年11月 株式会社ロジクール入社
2016年9月 株式会社ロジクール退職
2016年10月 株式会社RIZeST入社
クラブからのお知らせ平成30年4月23日
渡辺会長挨拶
みなさん、こんにちは
新緑の緑が大変美しく、そよぐ風が気持ちの良い季節となりました。
先週一週間のご報告です。まず、先週土曜日は「六本木クリーンアップ」が開催されました。通常のヒルズでの開催は、本年度最後となりました。奉仕委員会始め多くの皆様のご参加を頂きありがとうございました。来月は、「六本木アートナイト」とのコラボで、東京ミッドタウンに集合が変わります。改めてご案内をさせて頂きます。4月18日(水)は、アジア・太平洋州26か国の大使館の協力のもと「アジアの祭典・チャリティバザー」が開催され、安部幹事と参加して参りました。今年で42回目を迎え、大変盛況でした。バザーの収益金は、アジア・太平洋諸国の女性や子供支援、福祉、教育、医療支援に寄付されます。卓話でもお越しいただきました、John Fritzミクロネシア大使にもご挨拶させて頂き、来月スピーチコンテストの優勝者が、来日する件をお伝えいたしました。翌日、4月19日(木)には、本年度RI会長が提唱しております「植樹」につきまして、「ヤエベニシダレ」の記念植樹致が完了いたしました。5月14日(月)例会終了後、社会奉仕委員会森委員長の引率で植樹見学に参りたいと思います。緑多い、六本木ヒルズの緑化コンセプトなどのお話も合わせて伺えればと思っております。皆様のご参加宜しくお願い致します。同じく19日は、同じグループ内の東京杉並ロータリークラブの30周年祝賀会でした。記念講演、奉仕活動の発表など、大変に立派な祝賀会で、淺田ガバナーノミニー、安部幹事と共に参加して参りました。もう一つ、前日18日は、東京神宮ロータリークラブの恒例の「明治神宮清掃奉仕」でした。当クラブより加藤エミイさんが、お弟子さん10名を引き連れて参加くださいました。清掃奉仕と参拝をされ、素晴らしいご利益があると思います。ありがとうございます。
さて、本日は「会員卓話」で、「主治医が見つかる」でもご活躍の秋津壽男さんにお話を頂きます。後程、どうぞ宜しくお願い致します。
本日が、4月ラストの例会となり、来月5月は4回の例会がございます。卓話者をお呼びする例会としては、本年度最後の月となります。まず、5月7日は、今村道子さんのご紹介で「eスポーツの未来と可能性」と題しまして、「株式会社RIZeST(ライゼスト)代表の古澤明仁様をお迎えいたします。また、14日は、東日本大震災以来、当クラブもエネルギー問題では、様々なお立場の方にお越しいただきお話を伺いました、今回は「日本をめぐるエネルギー事情」と題しまして、元資源エネルギー庁長官の望月晴文様をお迎えいたします。また21日は、この例会にも一度足をお運び頂きましたワイン&ワインカルチャー代表取取締役の田辺由美様をお迎えし、知っているようで知らない日本のワインについてお話を頂きます。北海道ご出身で、十勝ワインの生みの親である池田町の町長を父に持ち、ワインジャーナリストとして世界各地を飛び回っている田辺先生のお話は、私も楽しみにしております。そして、最終の28日は、プログラム委員長として1年間ご活躍頂きました苅田吉夫さんに、来年4月には天皇皇后両陛下のご退位が決まりましたが、宮内庁式部官職を長くお努めになられた苅田さんだからお話になれるその思いなどをお聞かせいただければと思っております。5月も各分野の方々の話題満載でございますので是非ご出席ください。
また、最後になりますが来月5月20日から26日までミクロネシアよりスピーチコンテストで優勝したシゲタダイアナさんが来日いたします。今回も、麗澤大学の学生でミクロネシアの環境教育活動を行う、「じゃぱネシア」のゼミの学生さんたちに協力頂く予定でおります。昨年卓話でもお話を頂きました成瀬教授は、本年定年退職をされました。後任の教授と25日打ち合わせしてまいります。成瀬先生からは、退職あたりメールを頂きました。3名の青年海外協力隊に合格者を出すことができたこと、その学生たちの成長の一環に当クラブとの関わりあいがあったことは疑う余地もなく、今後ともミクロネシアとの関係を深めていきたいと書かれておりました。成瀬先生は、JICA時代の繋がりでイスラエルの高等人材養成研究所の日本代理人に就任され、イスラエルの農業、水技術、情報、医薬品開発など多くの先端技術を日本や世界に紹介する任に当たられるようです。これによりイスラエルがより開かれた国になることや、引いては、中東地域内の緊張を和らげることにつながればと考えていられるようです。
本日も、宜しくお願い致します。
ベネファクター・ポールハリスフェロー認証状の授与
本年度も、会員の皆様の財団へのご理解とご寄付に厚く御礼を申し上げます。
地区より、認証状が届いておりますのでここにご報告させ頂き、ご協力に深く感謝申し上げます。
ベネファクター 山本章博さん 片岡雅敦さん
ロータリー財団恒久基金へ1,000ドルの寄付を頂きました。
認証状と記念の襟ピンが授与されました。
ポール・ハリス・フェロー+3 淺田豊久さん
ロータリー財団は、惜しみなく寄付をしてくれる人々を、ロータリーの創始者にちなみポール・ハリス・フェローとして認証いたします。
記念の襟ピン(サファイア3粒)が授与されました。

(記:渡辺会長)
幹事報告
- 2017-18年度活動報告のお願い
例年各委員長の皆様には年度始めに「活動方針」を設定し、年度の終わりには「活動報告」をお願いしています。本年度は6月4日の例会が報告となっています。
その際に使用します報告書の作成をお願いします。印刷の都合がありますので5月17日(木)を締め切りとさせていただきます。後ほどフォーマットを送付いたしますので、よろしくご準備、ご対応お願いいたします。 - 「We are ONE! Rotary Sports Day」
オリパラ支援ロータリーファミリー研修会のご案内
オリンピック・パラリンピック支援の一環として、ロータリアンとロータリーファミリーのための、国際交流・スポーツ大会・研修会を実施することとなりました。2020年オリンピック・パラリンピック開催へ向け、ロータリーファミリーが一堂に集い国際交流、文化交流をはかり、パラスポーツ体験会を通じ障がいの理解、真のバリアフリー、ユニバーサル社会を考える機会となるよう、この研修会を企画いたしました。特に、次世代を担う青少年の皆様には『種々多様な「違い」に対する心のバリアをなくし、世界平和に互いの想いが寄り添えること』をレガシーとして残せるよう進めてまいりたいと存じます。つきましては、この体験会・研修会にロータリアン及び貴クラブがスポンサーされてきたロータリーファミリーにご参加願いたく。4月27日までにお申し込みください。
- 日時
- 2018年5月6日日曜日登録開始 11:30~開会 12:30~16:30
- 場所
- アーツ千代田 3331Arts Chiyoda
〒101-0021東京都千代田区外神田6丁目11-14
http://www.3331.jp/ - 内容
- 基調講演
スポーツ大会(ブラインド体操、ボッチャ、車いすリレー、綱引き、など) - 定員
- 250名
- 登録料
- ロータリアン 3,500円(Tシャツ代含)
ロータリーファミリー(学生)登録料無料 Tシャツ代1,000円(実費) - お問合せ・連絡先
- スポーツ・文化支援委員会
- メール
- ri2750weareone@gmail.com
- 東京成城ロータリークラブより例会場・例会日変更のお知らせ
4月24日(火)より、例会場と例会日を下記の通り変更することとなりました。- 新例会場:
- フランス料理 レストラン アシェット
東京都世田谷区成城6-10-3 TEL:03-3789-1190 - アクセス:
- 小田急線「成城学園前」駅北口徒歩1分
- 例会日:
- 第1・2・4・5火曜日 12時30分~13時30分
以上
(記:安部幹事)
次年度幹事報告
2019年地区大会のお知らせ
2019年2月22日、地区大会がグアムにて開催されます。10年に一度のグアム開催で、当クラブからは前回もご参加いただきましたが、とても楽しいツアーだったと好評でした。
地区より、参加者を把握するためのアンケ−トが届いております。是非、皆様にご参加いただきたく、メ−ルでアンケ−トをお送りさせて戴きますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
地区研修・協議会報告
4月16日、地区研修・協議会がハイアットリ−ジェンシ−東京で開催されました。

東京六本木ロ−タリ−クラブからは、
次年度の会長・幹事会Aに齋藤氏と柏原、
分科会B会員基盤・公共イメ−ジに髙栁氏と鈴木氏、
分科会C奉仕部会に谷口氏、
分科会Dロータリ−財団に中川氏、
分科会E米山記念奨学部会に柏原が参加いたしました。
地区研修・協議会では、まず服部ガバナ-の方針説明後に各分科会に分かれて話し合いが行われ、ご参加の皆様方の熱いパワ−で締めくくられました。このパワ−を次年度に繋げたいと存じます。
長時間にわたりご参加いただいた皆様に改めて感謝お礼申し上げます。
(記:柏原次年度幹事)
各委員会報告
六本木クリーンアップ報告
爽やかな天候に恵まれた土曜日(4月21日)の朝、恒例の「六本木クリーンアップ」に参加しました。総勢百数十名程度。
今回我々チームの担当エリアは六本木交差点のミッドタウン側です。いつもはきれいなこのあたり、珍しく収集袋が破れ散乱したゴミがあったのですが、一瞬ひるんだ後、全員で取り組みあっというまにきれいに。チームワークの力を再確認しました。植え込みにまだ吸い殻が目立ちますね。その後、スター・バックスの提供のコーヒーで楽しく一服しました。
帰路、グランドハイアットの横の竹やぶにはたけのこが。例年に比べ随分早いようです。
渡辺会長、森社会奉仕委員長、谷口同副委員長、マウラーさん、剱物さん、ご参加ありがとうございました。


以上
(記:安部幹事)
その他・委員会報告
4月21日(土)に第38回ローターアクト地区年次大会がハリウッドプラザにて開催されました。六本木ロータリーの皆様にもご登録いただきありがとうございました。本日は領収書・メークアップカードと記念品のエコバックを、地区ローターアクト代表であります田嶋諒一君が一言御礼と共に持参くださいました。
皆様のご協力に感謝と、ぜひ来年は参加していただければと思っております。
会員の山中先生、この度はありがとうございました。

(記:齋藤地区ローターアクト委員長)
卓話『なぜ今「戦争の危険」が叫ばれるのか。』平成30年3月19日
東京俱楽部 理事長 高島 肇久様
私がロンドンに駐在していた時に参考にし、それ以来愛読している雑誌が「エコノミスト」です。今年の1月27日号の表紙にこんな文字が踊っていました。
『THE NEXT WAR - The growing danger of great-power conflict.(次の戦争。大国による紛争の危険が増大化。)』
長文の記事が言わんとしたのは「第2次大戦終結以来世界では大国同士、あるいは大国に連なる同盟国が主役になる戦争は無かったが、近年はどうも様子がおかしい。大国が絡む戦争が現実味を帯びて来ている」という見立てです。エコノミストは極めて冷静かつ客観的に物を見ることで知られていますが、その雑誌が「大戦争の足音が聞こえる」と言わんばかりの表現で、今の国際情勢に警鐘を鳴らしているのですから驚きでした。
今、日本で戦争と言えば北朝鮮対アメリカの話がもっぱらで、もちろんエコノミストはそれにも触れているのですが、話の中心は中国、ロシアのいずれか、若しくはその両国がアメリカと戦火を交える危険が日に日に増しているという見立てです。米中、米露の戦争の可能性に触れているのはエコノミストだけではありません。イギリスの新聞フィナンシャルタイムズが「米中戦争が近づいている」という論評を掲げましたし、アメリカのニュース週刊誌のニューズウィークが去年暮れに「アメリカ、中国、ロシアがサイバーウォーをはじめとする新型の戦争の準備を始めている。」と伝えるともう一つのニュース週刊誌、タイムは今年はじめに「アメリカ、ロシアが核戦力の強化に急に熱心になり、破壊力が小さくて使い易い小型核兵器の開発に力を入れている。核戦争の危険が現実のものになり始めた。」という特集を組んでいます。
どれを読んでも基本的に共通している視点があります。それは「第2次大戦終結後の世界はアメリカが主導する平和と秩序によって安定が保たれていたのだが、最近は中国とロシアがアメリカ主導の基本的な価値観、つまり自由、民主主義、法の支配といった原理原則に納得せず、不満を強めている。中露両国はこれまでそうした思いを口に出さないよう控えていたが、今は違う。中国はこの20年間の急速な経済発展と軍事力の強化を後ろ盾に、これからは中国自身の価値観で世界を動かす立場に立ちたいと思うようになっている。最近の中国の南シナ海、東シナ海における露骨な領土拡張の動きはその具体的な表れだし、ロシアもクリミア併合やシリアへの軍事支援でそうした思いを露骨に示すようになったというのです。
アメリカのトランプ大統領が「アメリカ・ファーストでアメリカをもう一度偉大な国に」というスローガンで大統領選挙に勝ったのは記憶に新しいところですが、中国の習近平国家主席は昨年秋の共産党大会で「中華民族の偉大な復興」をスローガンにして独裁体制を一段と強化し、憲法を改正して自身の任期を事実上無期限に延ばすという強権政治を展開しています。ロシアのプーチン氏も同じで、先月の大統領選挙で掲げたスローガンは「ロシアをもう一度偉大な大国に」という内容。その心は『ロシアをもう一度冷戦時代と同じ超大国にしよう』というものです。プーチン氏は今回の大統領選挙に勝った結果、この先少なくとも2024年までロシア大統領の座に留まることになり、国際政治の波乱要因としての存在感を益々強めることは確実です。中でも注目されるのはプーチン大統領の核戦力強化への思いです。プーチン氏は今回の大統領選挙の直前に延々2時間以上に及ぶ大演説をしたのですが、そのメインテーマは核戦力。ロシアが開発中の新型核兵器の映像を次々と大スクリーンに映し出して、これらの兵器がいかに高性能で、アメリカのミサイル防衛網に打ち勝てるかをトクトクと述べ立てて、ロシアの力を誇示したのです。
一方のアメリカも負けてはいません。トランプ大統領は今年初め、アメリカの核戦力についての報告書を発表し「アメリカはこれまで核戦力の近代化に遅れをとってきたが、これからは新しい核兵器の開発に全力で取り組む。これによってアメリカの核戦力は一新され、世界中で勝利を収められるようになるのだ」と宣言したのです。前任のオバマ大統領の時代まで続いていた核兵器削減の時代は終わり、核をもっと強力なもの、あるいはもっと使いやすいものにしようという時代に大きく舵が切られたように感じられます。
方向転換はプーチン、トランプ両首脳だけではありません。中国の習近平首席も人後に落ちず、核戦力の強化・近代化を強く命じています。こうした米露中が絡んだ核開発競争の再来は世の中を決して安定化するものではなく、文字通り逆行する動きとしか言いようがありません。
中国とロシアのリーダーが国内的には強権政治の度合いを強め、国際的には政治的な思想、経済運営の仕方、社会の在り方などありとあらゆることについてアメリカ主導のやり方に不満を強め、自分たちの原理原則をもっと世界に広めたいと思っている訳ですから、どこかでぶつかってしまう可能性は十分すぎるほどあると言わざるを得ません。
ハーバード大学・ケネディースクールの初代学長を勤めたグレアム・アリソン教授は「過去500年の世界の歴史を振り返ると、新興国が覇権国に挑戦して最後は戦争になってしまったケースが12回あるが、今の中国とアメリカはまさにその典型だ」と述べ、この関係が米中戦争に発展しないようにするにはどうすれば良いかを、今こそ真剣に考えなければならないと説いています。北朝鮮の核問題は史上初めての米朝首脳会談という思いがけない予定が浮上して、一時は目の前にぶら下がった核戦争の危険が当面は回避されたようにも見えますが、会談の結果によっては事態がさらに悪化する可能性は十分あり、予断は許されません。北朝鮮への抑えが期待される中国は、金正恩委員長の非公式訪問受け入れという奇手で外交手腕を見せましたが、アメリカとの間では対中貿易赤字の問題をめぐる対立が続き、米中貿易戦争の可能性をめぐる議論が絶えません。
その中にあって日本の国会はモリカケ疑惑から財務省高官の不祥事に明け暮れて、外交防衛問題など論じる暇もないという状態を続け、マスコミも世界で交わされる「戦争の足音」の論議に関心を寄せる気配はありません。しかし、もし大国の戦争が起きた場合真っ先に大被害を被るのは日本です。日本が惰眠をむさぼることが出来る時間はもう無くなったと思うべきではないでしょうか。
卓話『音楽家になって』平成30年4月16日
作曲家 千住 明様
僕は30年以上プロの音楽家、作曲家として活動しております。今日は僕らの世界、どういうことをやってきたか等をお話しさせていただきます。
僕は本当に普通の学生でした。幼稚舎から慶應義塾に学びまして、慶應大学工学部に行きました。父が慶應大学工学部管理工学科を創った人なのです。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、妹の真理子がヴァイオリニストとして12歳でデビューしてしまうし、兄貴の博は芸大を受けると言うし、父が可哀想で僕は後を継ぐと言って慶應工学部に行ったのですが、どうも合わなくて、やっていることが全く分からないのです。その当時、実は同時にミュージシャンとして、父に隠れるように音楽の仕事をしていました。兄貴がある日、僕のコンサートにやって来て、「お前もプロになりなさい。日陰の身の音楽を日向に引っ張り出せ。」と言いました。兄貴の言葉に心が躍りました。そして東京芸大の作曲科を受けることを決め、工学部2年の時に、父にそのことを言いに行きました。父はその時本当に喜んで、そして直ぐに僕の学校の籍を抜き、家族全員を集めて「おめでとう。明がやりたいことをやっと見つけた。」と言ってくれたのです。僕の方としては、慶應を卒業してからでも良かったと実は思ったのですが、その時父に、「人生には捻らなければならないキーがある、今だと思ったらすぐ捻る。」ということを言われました。本当に家族皆が応援してくれました。
東京芸大に入った1年の時からクラシックを勉強しながら、仕事をしていました。代表的なものを申し上げますと、資生堂CM、映画デビュー作「226」、テレビアニメ「機動戦士Vガンダム」、テレビドラマ「家なき子」、世界に対する入口となった映画「RAMPO〜インターナショナル・ヴァージョン」、僕が1番有名になった音楽がアサヒスーパードライのCMです。モントリオール映画祭で賞を執りました映画「愛を乞うひと」、連続テレビ小説「ほんまもん」では妹の真理子がヴァイオリンを弾いています。この頃から千住三兄弟と言われるようになりました。エポックメイキングでありましたテレビドラマ「砂の器」、大河ドラマ「風林火山」は直球で勝負した作品です。NHKの「日曜美術館」は音楽を4年やって司会を2年やりました。2年間で約80人のアーティストを紹介しまして、凄く良い経験になりました。今、東京芸大で美術と音楽を一緒にするようなプログラムをやっていますが、このおかげだったと思います。
映像音楽というものは、僕らに対していろんなチャンスを与えてくれました。昔は映像音楽というのはサブカルチャー的に見られることがあったのですが、音楽界の人たちもすごく協力的になって、自分が変えてきた自負がありますが、随分道が変わって来たと思います。
父はパイオニアであり続けた学者で、僕も兄貴も妹も、父の歩いてきた道、あるいはコンセプトを大切にしていて、例えば「空(す)いている電車に乗れ」という言葉がありました。混んでいる電車に乗り込むのではなくて、誰も乗っていない電車に乗って、その道を究めろ、そして混んで来たら、直ぐ次の電車に飛び移りなさいということです。芸術あるいは文化というものは過去の人たちの歴史の上にあって、やっていないことを探すということです。勿論それには過去に何をやってきたということが全部頭に入っていないと、そこまでは行けないと思うのです。やはりそういう意味では、父の言っていたパイオニア精神を持ってやるのであれば、その頃「空いている電車」は映像音楽だったのです。
博と真理子は兄弟としていつも目標に置いています。僕はこれだけ映像音楽をやってきて、妹と兄貴と違っているところは、僕は完全にオーダー作家ということでした。いろんな人たちからオーダーをいただいて、その通りに作るけれども博と真理子は自分のブランドでやっています。僕も自分のブランドとして音楽の新しい発信ができればいいと思うのです。
東京芸大で僕がやっている、コラボレーションは、美術学部と音楽学部で何かコンテンツを創りましょうという、センター・オブ・イノベーション(COI)という文科省の国家プロジェクトです。そこで僕は「SENJU LAB」というグループを作って、ワークショップをやっています。そこからいろいろな作品が出ていますので、皆さまも目にすることが多くなってくると思います。文化的な部分もありますが、アーティスティックな部分もありますし、あるいは今の時代に沿ったものもあるかもしれません。
例えば昨年大変話題になった「クローン文化財」、東京芸大の宮廻教授がCOIと組んでやったプロジェクトです。東京芸大にはシルクロードのいろいろな宝物があり、それを修復専門の部署の方がクローンを作っています。また法隆寺の釈迦三尊像も完全に3Dコピーで作り直したということです。その作品の展覧会の音楽を、立体音響で会場の美術館で流しました。
いわゆる美術と音楽を我々が新しく世界に発信することを今やっています。ブリューゲルの「バベルの塔」という絵がありますが、この絵も立体的に作ったり、クローンを作ったりして、これに僕が音楽をつけたものがあります。オランダのボイマンス美術館から取り寄せた絵なのですが、現在ボイマンス美術館に戻って、この映像と音楽が物凄く受けております。これはエンターテイメントの世界で生きてきた僕にしてみれば、非常に面白いものです。
むしろエンターテイメントの世界とアートの世界が今同じになろうとしているのかなと思います。実に僕は今までこれをやるために、先ほど紹介した仕事もやってきたし、クラシックもやってきたし、やはり兄妹もいてくれたし、そういう意味ではここでやっと、僕の自分のブランドで物事を進められる時代になったなと思っています。
ありがとうございました。
ニコニコBOX情報
淺田 豊久さん
服部ガバナーエレクトの来訪をカンゲイ申し上げます。
角山 一俊さん
今週末から大手町に事務所が引越です。ロータリーまで遠くなりますが、休まずやって来ます。
苅田 吉夫さん
コーラス部が佳境に入っています。多数の方の参加を!
柏原 玲子さん
服部ガバナーエレクト、青柳代表幹事ご訪問ありがとうございます。本日はどうぞ宜しくお願い申し上げます。
中川 勉さん
きのうは暑かったですね。
大橋 裕治さん
秋津先生の卓話を楽しみにしております。何卒よろしくお願い申し上げます。
齋藤 明子さん
ローターアクト地区年次大会が一昨日無事終了いたしました。服部ガバナーエレクトお忙しい中ご出席いただきありがとうございました。
末松 亜斗夢さん
秋津さん、本日の卓話を大変楽しみにしております。
杉本 潤さん
秋津さん、本日の卓話、有難うございます。
宇佐見 千嘉さん
秋津様、本日の卓話を心して拝聴させていただきます。
渡辺 美智子さん
服部ガバナーエレクト、青柳代表幹事ご訪問ありがとうございます。秋津さん、本日は卓話宜しくお願い致します。
山中 祥弘さん
秋津先生の卓話、期待しています。
鈴木 聡子さん
秋津さん、本日の卓話を楽しみに参りました。宜しくお願い致します。
4月23日のお食事

4月23日の例会出席率(暫定)
- 会員の例会出席数(出席率) 33名(73%)
- ゲスト・ビジターの参加者数 5名
※メーキャップを含めていない暫定の人数です。
次回のプログラム
平成30年5月14日
卓話『日本をめぐる エネルギー事情』
東京中小企業投資育成(株)
代表取締役社長 望月 晴文様
場所 グランドハイアット東京